VideoTouch流 ドラッカー風エクセサイズをやってみた!
どうも、 id:sawarabi です!
先日、VideoTouchのエンジニアで、チームビルディングの一環として「ドラッカー風エクセサイズ」をやってみたので、その共有になります!
アジェンダ
- 今、我々はどこにいるんだっけ(5min)
- ドラッカー風エクセサイズとは(5min)
- 実際にやってみよう!
- 自己開示フェーズ(15min)
- 発表(5min)
- フィードバックフェーズ(10min)
- 発表(10min)
- 振り返り(5min)
1. 今、我々はどこにいるんだっけ
ドラッカー風エクセサイズは、タックマンモデルの「形成期」「混乱期」に効果があるとされています。
(タックマンモデル:チームの発達段階を4つのフェーズに分けて表したモデル)
そこでまず、我々のチームはタックマンモデルのどこにいるんだっけ?をまず確認しました。
今「自分が」いると思う場所はどこか?と投票してもらったところ、形成期の後ろの方が一名、混乱期の頭の方が二名、混乱期の後ろの方が一名、という結果になりました。
(ちなみに、一般的にチームに長くいるメンバーほど後ろの方になり、新しく入ったメンバーほど前の方になる、という傾向があります)
じゃあ「チームとして」今どこにいるんだろう?でいうと、一番前にいる人が基準になりますので、我々は今、「形成期」にいる、となります。
ドラッカー風エクセサイズは上にも書いた通り「形成期」「混乱期」に効果があるとされている、かつ我々は今「形成期」にいる、ということが確認できたので、じゃあやる意味があるね!ということで実施しました!
2. ドラッカー風エクセサイズとは
ざくっと説明すると以下のようになります。
- アジャイルサムライで紹介されている、初期のチームビルディングに効果的な手法
- 特にタックマンモデルの「形成期」「混乱期」に効果的
- 4つの質問の回答を共有することで、考えや価値観、期待のすり合わせをおこなう
- 自分が得意だと思っていること(ここだったら任せておけ!)
- どういうふうに貢献をするか
- 自分が大切に思う価値観はなにか
- 他のみんなが自分に期待していると思うこと
- ただ回答を共有するだけではなくて、
- それに対してフィードバックをおこなうことで、認識を合わせる
- この人のいいと思うところ、ここすごいなーと思うところ
- この人に期待していること
- その上でディスカッションすることで、相互理解を深める
- それに対してフィードバックをおこなうことで、認識を合わせる
既存のドラッカー風エクセサイズでは4つの質問に答えて共有するところまでですが、今回はその後で二つほど質問を追加しています。
3. 実際にやってみよう!
まず初めに「自己開示フェーズ」として、基本の4つの質問に回答して、その回答をチームに共有ということをおこないました。
- 自分が得意だと思っていること(ここだったら任せておけ!)
- どういうふうに貢献をするか
- 自分が大切に思う価値観はなにか
- 他のみんなが自分に期待していると思うこと
その上で、「フィードバックフェーズ」として、他のメンバーに対して
- この人のいいと思うところ、ここすごいなーと思うところ
- この人に期待していること
を書いてもらい、共有するということをおこないました。
ツールはオンラインホワイトボードのmiroを利用しています。
実際に出来上がったものがこちら(付箋の内容や名前はモザイクかけてます)。
実際やってみると4つの質問に回答するところで結構時間かかったりということがあったので、事前に共有して回答しておいてもらう、もありかもしれません。
4 振り返り
やってみてよかったなーと思う点として、個人的な感想は以下になります。
- 自分では強みとして認識していなかったものを強みとして指摘されることで、自分について新しい発見があった
- 自分に対する他のメンバーからの期待について、最初から認識していた部分も改めて期待をすり合わせることで、自信を持つことができた
- また、認識していなかった期待の部分について、そこを意識して今後動くことができそうだと感じた
- (他のメンバーについて)どういう背景でそういう価値観、考え方なのか、を知ることができた
じゃあチームとしてどうかでいうと、効果が出るのはこれからにはなるのですが、
- お互いの考え、価値観の背景をある程度共有できたので、コミュニケーションを取りやすくはなりそう
という印象はあって、「形成期」→「混乱期」の壁であるコミュニケーションの量(心理的安全性の確保)や、「混乱期」→「統一期」の壁であるコミュニケーションの質(本音で話す)というところが少しずつ良くなっていくのでは、と感じています。
もちろん、ドラッカー風エクセサイズやっただけでぐっとよくなるわけではなく、そこで一緒に得たものをチームで活かして改善していくことが大事なので、引き続き小さく試して小さく改善を積み重ねていく、ということを今後も引き続きやっていこうと思います!